名前も知らない評論家のオススメ
深夜にテレビを見ていると、名前も聞いたことのないような映画評論家が絶賛している映画がありました。評論家なんて胡散臭い人間が絶賛している映画なんて、マニアックな映画なんだろうなぁ。などと思って話半分に聞いていましたが、その映画を作ったのが、映画『シカゴ』の元になった舞台や『キャバレー』といった舞台を作った『ボブ・フォッシー』だというところに引っかかってしまいました。
以前、日本で『キャバレー』が上演される際に、テレビで舞台裏などを紹介する番組が放送されていて、そこに映っていたダンサーに惹かれるものがあったので、気になっていました。ダンサーというのはすごく魅力的で、舞台裏にいても体全体から漂うオーラのようなものがすごいんです。絵描きでいうところの絵を、ダンサーに置き換えると身体や肉体ということになり、舞台を降りたところで、ダンサーの身体や華麗なしぐさが失われてしまうということはありません。そういうのを見て以来、いつか本場の舞台をみてみたいなぁ。と、うっすらと思っていました。
そういう時に、名もない映画評論家が深夜番組で紹介していたのが、映画『オール・ザット・ジャズ』です。
しかし、深夜番組でしかも話半分でしか聞いていなかったので、翌日には『○○ジャズ』以外の部分は忘れてしまっていました。細かい記憶を頼りに、インターネットで検索を繰り返し、ようやくアマゾンで注文するにいたり(1枚買ったらもう1枚タダでした!)やっと手に入れることができたのでした。そういう紆余曲折があり、待望の『オール・ザット・ジャズ』を見てみました。
この映画はボブ・フォッシーの自伝ともいわれている作品で、ブロードウェイのショービジネスに携わる、ミュージカル監督が主人公です。この主人公は、自堕落だけど才能だけには恵まれていて、表向き華やかなダンスシーンと、主人公の内面を描いた楽屋のようなシーンの2つの場面が入れ替わりで繰り返されます。
ダンスシーンは本当にすばらしくて、舞台監督の仕事とは思えない編集がよりいっそう音楽とダンスを盛り上げています。映画ではなんというのか分かりませんが、アニメでいうところのレイアウトも非常にセンスがあふれています。それとは対照的に主人公の内面を描いたシーンではダメな男の独白が、夢のような幻想的な映像に彩られます。
ネットでは、ストーリーが意味不明だったという意見が多く見られましたが、どこが意味不明なのか教えて欲しいくらい明瞭でした。ストーリーは『ひとりの男が○○』というだけの話だと思うのですが……。まぁストーリーの解釈は置いておいても、ダンスシーンがすばらしいので、1回ストーリーを見てしまえば終わりの映画とは違い、好きな曲を携帯音楽プレーヤーに入れて何回も聞いてしまう感じで楽しめます。久々に人間の肉体のすごさを感じました。
こんなにおもしろい洋画を観たのは久しぶりでした。私はかなりお気に入りの映画になってしまったのですが、ネットの評価を見ていると、どうやら賛否両論ある作品らしいので、チャレンジャーにはおすすめです。『シカゴ』を観たことのある人には、地味なのでガックリするかもしれませんが、シンプルな分こちらのほうが、ダイレクトに伝わってくるものがあるような気がしました。
以前、日本で『キャバレー』が上演される際に、テレビで舞台裏などを紹介する番組が放送されていて、そこに映っていたダンサーに惹かれるものがあったので、気になっていました。ダンサーというのはすごく魅力的で、舞台裏にいても体全体から漂うオーラのようなものがすごいんです。絵描きでいうところの絵を、ダンサーに置き換えると身体や肉体ということになり、舞台を降りたところで、ダンサーの身体や華麗なしぐさが失われてしまうということはありません。そういうのを見て以来、いつか本場の舞台をみてみたいなぁ。と、うっすらと思っていました。
そういう時に、名もない映画評論家が深夜番組で紹介していたのが、映画『オール・ザット・ジャズ』です。
しかし、深夜番組でしかも話半分でしか聞いていなかったので、翌日には『○○ジャズ』以外の部分は忘れてしまっていました。細かい記憶を頼りに、インターネットで検索を繰り返し、ようやくアマゾンで注文するにいたり(1枚買ったらもう1枚タダでした!)やっと手に入れることができたのでした。そういう紆余曲折があり、待望の『オール・ザット・ジャズ』を見てみました。
この映画はボブ・フォッシーの自伝ともいわれている作品で、ブロードウェイのショービジネスに携わる、ミュージカル監督が主人公です。この主人公は、自堕落だけど才能だけには恵まれていて、表向き華やかなダンスシーンと、主人公の内面を描いた楽屋のようなシーンの2つの場面が入れ替わりで繰り返されます。
ダンスシーンは本当にすばらしくて、舞台監督の仕事とは思えない編集がよりいっそう音楽とダンスを盛り上げています。映画ではなんというのか分かりませんが、アニメでいうところのレイアウトも非常にセンスがあふれています。それとは対照的に主人公の内面を描いたシーンではダメな男の独白が、夢のような幻想的な映像に彩られます。
ネットでは、ストーリーが意味不明だったという意見が多く見られましたが、どこが意味不明なのか教えて欲しいくらい明瞭でした。ストーリーは『ひとりの男が○○』というだけの話だと思うのですが……。まぁストーリーの解釈は置いておいても、ダンスシーンがすばらしいので、1回ストーリーを見てしまえば終わりの映画とは違い、好きな曲を携帯音楽プレーヤーに入れて何回も聞いてしまう感じで楽しめます。久々に人間の肉体のすごさを感じました。
こんなにおもしろい洋画を観たのは久しぶりでした。私はかなりお気に入りの映画になってしまったのですが、ネットの評価を見ていると、どうやら賛否両論ある作品らしいので、チャレンジャーにはおすすめです。『シカゴ』を観たことのある人には、地味なのでガックリするかもしれませんが、シンプルな分こちらのほうが、ダイレクトに伝わってくるものがあるような気がしました。
バイバイ!
by maruura
| 2004-10-02 23:47
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