まるのうらがわ♪

アニメスタイルイベントリポート(中村豊さん中心):急+?

 需要があるようなので一部修正を加えたものを暫定的に再アップしてみます。修正箇所などあればコメントにてお願いします。

 以前の記事はこちら↓
 http://maruura.exblog.jp/6195996/
 その2
 http://maruura.exblog.jp/6201007/






■ 「大藪! 笑えよ!!」

 ここまでたびたび、南さんは会場にいる制作の方に壇上から声を掛け、制作の方(大藪さん)は、「飲んでます!」「雅彦ぉ~!」などと舞台下から合いの手を入れていましたが、あまりに頻繁になりすぎて、若干すべった瞬間南さんが「大藪、あとで裏な。」と大藪さんションボリな巻。

 ここで『ストレンヂア』に参加したアニメーターさんが多数会場に来ていることが判明しました。

 アニメ様の粋な計らいにより「よかったら上がってもらって」ということで、何人かのアニメーターさん達が舞台に上がることになりました。

■ ミサイルアニメーター村木靖さん登場!

 エウレカセブン 1話から26話までのサーカス
 http://www.youtube.com/watch?v=MBk0AWsfTF4

 最初に舞台に上がったのは、『エウレカセブン』などのサーカス作画で有名な村木靖さんでした。村木さんは、てろてろのTシャツにボウズスタイルと、南アジアのどこかの国の修行僧のような見た目でした。

 そして登場するやいなや、安藤監督に「頭の中では十回以上アンタを殴ってるよ!」と過激な発言。どういうことか聞いてみると、村木さんによると「(安藤監督は)コンテは適当に描いてるくせに原画に対する要求がものすごく高い」そうです。

 なので1日4枚くらいしか描けない。ということでした。今回『ストレンヂア』で村木さんは、家が壊れる様子やその破片、その他火の粉などばかり描いたそうです。そういうストレスがたまって安藤監督のお腹にパンチする想像を何度もしたらしいです。しかし、それを直接本人に言ってしまう村木さんもすごい人です。

■ 富岡隆司さん伊藤秀次さん佐藤雅弘さんも登場

 村木さんに続いて会場にいたアニメーターさん達が続々と舞台に上がります。舞台上はギュウギュウ詰めで、アニメーター濃度がいっきに跳ね上がりました。

 富岡隆司さんは、主人公「名無し」が荒れ寺でムチ使いと戦うシーンを担当。安藤監督からかなり早い段階でオファーを受けていて、チャンバラアクションアニメだと聞いていたので、刀で切って切って切りまくるシーンをイメージして仕事に望んだら、敵はムチ使いで、主人公は刀を抜きもしないからガックリしたそうです。それでもムチのカットはかなり見ごたえがありました。監督からは生き物のように、という指示があり、試行錯誤したそうです。

 名前を覚えるのが苦手なので以下のお2人の名前が逆になっているかもしれません(汗)。

 佐藤雅弘さんはオレンジのシャツが印象的な好青年というイメージで、黄瀬和哉さん(ProductionI.G)の元で修行を積んで、最近飛び出したばかりだそうです。

 伊藤秀次さんは冒頭の橋の上でのアクションシーンをかなりの量担当したそうです。真面目な印象の方でした。


第3部 質問コーナー

■ (質問) 作画の参考にしているものはありますか?

 伊藤嘉之さん「資料はもちろん集めます。最近はネットも使えるので、そこで色々参考にしたりもする」とのことです。

 中村豊さんの作画のヒミツ

 これは南さんの証言ですが、『ストレンヂア』の作画のために中村豊さんは自分で模造刀を作って、BONESにある8畳の空き部屋で安藤監督と戦っていたそうです。中村さんいわく「怪我しないように(作って)」「斎藤(恒徳)くんとも戦った」そうです。南さんの証言では、誰もいない時は、1人でビュッ! ビュッ! とやっていたらしいです。

■ (質問) 中村さんはクイックアクションレコーダーはどういう時に使いますか?

 「見たいとき」

 補足の説明によると(汗)、中村さんや中村さんの作画についてよく知らない演出の方に担当されると、(なんでこんなに枚数が多いんだ!? と思われ)よく(原画を)抜かれるそうです。そういった時に、クイックアクションレコーダーを使って動きを見せて、なっとくしてもらうために使ったりもするとのことでした。

 補足:クイックアクションレコーダー(QAR)とは、撮影に出す前に動きやタイミングを簡易に見られる機械(システム)のことです。

 ウワサ:クイックアクションレコーダーの話になると、場内のアニメーターさん達がいるあたりがざわ…ざわ…していて、そこから小耳に挟んだ情報によると、中村さんは自分の描いたものをクイックアクションレコーダーで撮影して、よく見せたりしているようです(笑)。それで場内から笑いが起こっていたみたいです。

■ (質問) 中村さんといえば四角い破片ですが、元ネタとか詳しく教えてください。

 「割りやすいから……」

 「うつのみやさんが以前やっていたような気が……。」中村豊さんがよく描く四角い破片はうつのみや理さんに影響を受けているっぽかったです。ぽかったというのは、中村さん自身、記憶があいまいなようだったからです。

 アニメ様がいうには「(劇場版)鋼のアレはああいう場所だったからでしょ」「アレはああいう場所だったです」ということで、『劇場版 鋼の錬金術師』は、四角に割れやすい地層だったからああなったそうです。

 中村さん本人は、あまり四角い破片を意識していなかったみたいですが、アニメ様が、「ガイキングでもやってなかった?」と話が出たとき、急に南さんが「ガイキング?(東映制作)」「ガイキング?(他社制作)」という感じで中村さんに絡みはじめました。

 困った中村さんは「手が空いた時が…あったんです……って」と、シャツの前裾を正しながら反応を返していたところで、私は萌え死にました。小声で「だって(最近)誰も俺に仕事振ってくれないんですよ、、」といっていたのを私は聞き逃しませんでした!

 結局『ガイキング』問題は「昔のヤツ(1976年~1977年放送)」というアニメ様のフォローでなんとか収まりました。(中村豊さん放送当時9才)。

■ (質問) 犬のかわいい描き方を教えてください。

 『ストレンヂア』には飛丸というかわいい犬がでてくることから、犬の描き方についての質問です。脚本を書いた高山文彦さんは、動物の得意な伊藤嘉之さんが作画監督として入っているので大丈夫だ! と、馬や犬などたくさんの動物を登場させたそうです。

 伊藤嘉之さんは「ペットや動物の本などは参考にします。しかし、実は飼ったことがないので、ペットを飼っている人から見て本当に動物を表現できているかはわからない」とおっしゃっていました。

 伊藤嘉之さんは手塚プロ出身で、そういうのばかり描かなきゃいけなかったので、得意になったそうです。

 この後中村さんが、飛丸がクライマックスでボスにトドメをさすプランもあった。とおっしゃっていましたが、安藤監督やプロデューサーの南さんは「そんなプランないよ」という顔をしていたので、中村さんの中だけでそういう構想があり、しかし、まわりに却下されたと私は想像しました。

●はみだし

■ BONESは体育会系?

 イベントの日は会場に来る前に、小学校のグラウンドでサッカーをしてきたという、真っ黒に焼けた南さんは登場した時から、すでにお酒が入っていましたが。

 その南さんにアニメ様から「BONESは体育会系なの?」という質問がありました。

 南さんによると、Aスタは体育会系。Bスタはもろ文科系、だれも会場に来てやしない! Cスタはわからん! ということでした。あとでCスタは体育会系か!? ともおしゃっていましたが、微妙な感じのようです。

 昔の○○○○ズは体育会系だったそうで。○○○(作品名)のプロデューサーとは殴り合ったこともあるそうです。南さんは映像業界の人というイメージで、当日着ていたようなラフな格好で、スポンサーの元に「お金出してくださいよ~」と頼みに行くそうです。

■ 『ストレンヂア』のダビングは3回

 いろいろあって、『ストレンヂア』はダビングを3回も行ってしまったそうです。通常これはありえない回数で、3回目のダビングのお金はこちらが出しますからお願いしますと頼んだそうです。

 ここで、社会人なら覚えておいた方がいいという話で、2回目までは先に提示した料金内で作業してくれますが、そこからはみ出た場合、「見積もりちょ~だい(はぁと」と可愛くお願いするといいそうです。「請求書を出してください」なら、そのままの料金を出さなくてはいけませんが、見積もりならそこからまた交渉できる! と、南さんはおっしゃっていました。

■ 専門学校同級生トリオ

 個人的に収穫だったのが、伊藤嘉之さんと鈴木典光さんとBONESのコンポジット(素材をまとめたり画面にエフェクトをのせたりする係)のちゃっぴぃさんが専門学校の同級生でしかも同じクラスだと判明したことです。ED職人といわれる鈴木典光さんが手がけるEDは、コンポジットとしてちゃっぴぃさんがクレジットされていることが多く、どういう関係なのかなぁ? と思っていたのでこの情報は収穫でした。

 YouTube:鈴木典光 EDアニメ集
 http://www.youtube.com/watch?v=0s5YpsJ1qnA

 ちなみにキャラクターデザインの斎藤恒徳さんは同じ学校の1年後輩だそうです。

■ (質問) BONESは『ヒヲウ戦記』のようなアニメは今後つくりませんか?

 南さん「作ります!」

 実は儲かっているように見えてBONESは『鋼の錬金術師』までずっと赤字だったそうです。南さんいわく「全部使っちゃってた(*´ー`*)」

 「鋼が当たってくれて本当によかった。」と南さんはもらしていました。『ストレンヂア』は、そのお金で作った道楽みたいなものらしいです(笑)。「道楽じゃなきゃこんなの作れません!」「時代劇のオリジナルアニメで、何人、人が入るか……。」「俺は撮影の○○さんにチケット○枚買ってもらったも~ん」と、生々しい話が続き。

 「今年は色々やったので、来年はチョッと真面目にいきます」とのことでした。

 BONESの社内で制作が育って来たイメージがありますね。ということに対して、南さんは「自分で立てた企画のケツが拭けるなら、みんなプロデューサーだと思っている」とおっしゃっていました。

 『DARKER THAN BLACK』や、『スカルマン』はそういう若い人たちの仕事で、俺たちは俺たちで、(『ストレンヂア』のように)こんなの作れるもんね。ということをこれからも見せていきたいとおっしゃっていました。

 あの時の南さんの目は何より、輝いていたと思います。


おわり
[PR]
by maruura | 2007-09-28 21:51 | イベント

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