パワーあるヴィジョン
保守=京アニ、革新=シャフトというまとめ方 (ネタ元 某所)
このあたりの説明は、D2_STATIONさんの『ef - a tale of memories.』感想を読むとおもしろいとおもいます。
京都アニメーションについては、いろいろ考えた結果、識者がいう「無駄」と思える部分こそがファンにとって重要なんじゃないかという結論に達しました。
というのは、最近はてなブックマークで話題になっている下記の記事
頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもないと同じ
原研哉さんの『なぜデザインなのか。』を読んでいる時、「デコラティブなものはパワーだ」という記述がありました。この言葉を読んで長年いろいろ疑問だったことが氷解しました。これがどういうことかというと、ヨーロッパの教会など思い浮かべてみてください。教会は天井中ビッシリ絵が描かれていたり装飾がほどこされていたりします。イスラムの教会なども装飾がすごいですね。
小さな宝石を建物の内装全部に貼り付けたり、普通は見ない裏まで唐草模様を描いたりするのは、途方もない時間と労力がかかっていることが少し想像するだけで分かります。
そういう空間に入ってしまうと、その宗教を信じていない人でもへへぇ~と、頭を下げたい気持ちになってしまいます。
これはベルサイユ宮殿でもベネチア商人の家でもいいのですが、装飾=権威を表す分かりやすいアイコンなんですね。
こういったことを、京都アニメーションのアニメに当てはめると、『涼宮ハルヒの憂鬱』のEDのぬるぬるした動きや、こってりしたフィルター、無駄に枚数が多いだけ。と、識者がいう「無駄」な部分こそが、普通の人に訴えかけているのではないかと思うのです。動画枚数が多い=労力がかかっている。です。DVD化の際のどうでもいいような修正や、しつようなこだわりもそうです。(他にも要因はありますが略)
対して昔からのアニメファンの(主に作画オタクといわれる)人たちは、たぶんこういう観かたはしていなくて、アニメを高名な陶芸家や書道家の作品を見るような視点でながめているのだと思います。権威ある書道家の字も、知識がない人には「こんなの読めない」や「私でも描けるよ」と、思われたりします。識者はアニメーションとしてそぎ落とした表現を好むのでしょう。
なので『ハルヒ』を見てこんなゴテゴテした飾りのついたコップでお茶が飲めるか! と、なったりするのです。逆に、職人の作った湯飲みにしっくりきたり、ながめているだけで美しいと感じたりもするようです。
最終的にはどちらがいいということもなく、好みやそれまでの人生経験によるのだと思います。しかし、京都アニメーションのアニメは、従来のアニメより、より広い方向を向いて作られているのだろうなと、思いました。
かなり細部を略したし、元の議論と全然違う記事になってしまいました(;´Д`)。最近あまり更新できないのでアップ。
このあたりの説明は、D2_STATIONさんの『ef - a tale of memories.』感想を読むとおもしろいとおもいます。
京都アニメーションについては、いろいろ考えた結果、識者がいう「無駄」と思える部分こそがファンにとって重要なんじゃないかという結論に達しました。
というのは、最近はてなブックマークで話題になっている下記の記事
頭の中にあることを瞬間的に出せる訓練をしないとコンセプトもへったくれもないと同じ
原研哉さんの『なぜデザインなのか。』を読んでいる時、「デコラティブなものはパワーだ」という記述がありました。この言葉を読んで長年いろいろ疑問だったことが氷解しました。これがどういうことかというと、ヨーロッパの教会など思い浮かべてみてください。教会は天井中ビッシリ絵が描かれていたり装飾がほどこされていたりします。イスラムの教会なども装飾がすごいですね。
小さな宝石を建物の内装全部に貼り付けたり、普通は見ない裏まで唐草模様を描いたりするのは、途方もない時間と労力がかかっていることが少し想像するだけで分かります。
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これはベルサイユ宮殿でもベネチア商人の家でもいいのですが、装飾=権威を表す分かりやすいアイコンなんですね。
こういったことを、京都アニメーションのアニメに当てはめると、『涼宮ハルヒの憂鬱』のEDのぬるぬるした動きや、こってりしたフィルター、無駄に枚数が多いだけ。と、識者がいう「無駄」な部分こそが、普通の人に訴えかけているのではないかと思うのです。動画枚数が多い=労力がかかっている。です。DVD化の際のどうでもいいような修正や、しつようなこだわりもそうです。(他にも要因はありますが略)
対して昔からのアニメファンの(主に作画オタクといわれる)人たちは、たぶんこういう観かたはしていなくて、アニメを高名な陶芸家や書道家の作品を見るような視点でながめているのだと思います。権威ある書道家の字も、知識がない人には「こんなの読めない」や「私でも描けるよ」と、思われたりします。識者はアニメーションとしてそぎ落とした表現を好むのでしょう。
なので『ハルヒ』を見てこんなゴテゴテした飾りのついたコップでお茶が飲めるか! と、なったりするのです。逆に、職人の作った湯飲みにしっくりきたり、ながめているだけで美しいと感じたりもするようです。
最終的にはどちらがいいということもなく、好みやそれまでの人生経験によるのだと思います。しかし、京都アニメーションのアニメは、従来のアニメより、より広い方向を向いて作られているのだろうなと、思いました。
かなり細部を略したし、元の議論と全然違う記事になってしまいました(;´Д`)。最近あまり更新できないのでアップ。
by maruura
| 2007-12-20 20:37
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