30代、漢の映画!『ストレンヂア』
『ストレンヂア』観て来ましたよ。
10月8日に(´ー`)
よかったよかった。過度の期待は禁物かな? と思って観にいきましたが、期待以上におもしろかったです。
その昔、ブルース・リーの映画を観終えた人が、劇場から出てくると近くにある看板や電柱に飛び蹴りをしていた。という体験談がまことしやかに語られますが、『ストレンヂア』を観た後、劇場から出ると「うおりゃー!!」と、主人公「名無し」になりきって、刀を持って走り出したい衝動に駆られます。
映画は目と耳から入ってくる情報だけなのに、この映画を見ていると、劇中で飛び回る登場人物の身体感覚と同調し、アクションシーンが1つ終わるごとに一汗かいたくらいの気持ちになります。
お話は、悪くいうとベタですが、登場人物に対する感情移入を拒む要素を極力廃していてとてもシンプルです。主人公「名無し」は多くを語らず、キャラクターとしてもそんなに深くは描かれないので、逆に共感する余地(空白)が生まれ、その行動はまっすぐで人としてすんなり理解できます。
映画としては、1人の人間の小さな話で、世界が崩壊するでもなく、敵の大将が暗黒の剣で無限の力に目覚めるようなこともありませんが、しっかり最後まで綺麗にまとまっていました。
シンプルが故の強さみたいなもので、結末など気にせず、何度観ても楽しめる強度を持った作品だと思います。映画を観たいのではなく、もう一度「名無し」に会いに劇場に行きたくなります(笑)。
■ 内容について
伊藤秀次さんの描いた冒頭の、目では追えないアクションシーンはものすごいつかみでした(笑)。いきなりヤバいもの観たぁ~。という感覚に襲われます。その他いろいろありますが、アクションが盛りだくさんで、平均レベルが高くいいところを部分的に挙げるのは難しいです(汗)。
なので、私が注目したポイントを全体の中から挙げるとすると、全編で目を引いたのが足場の作画です。
土、石、砂浜、雪、石畳、屋根の上、と、劇中の人物はいろいろな所を走り回ります。そういった足場の違いが、贅沢な作画力でもっともらしく表現されています。細かい所ですが、こういうこだわりは劇場作品ならではなので、これからの人は注目してみるとおもしろいと思います。
なかでも私が好きだったのは、石畳を走るタッタッという固い感じと雪の積もった屋根をずり落ちながら走るところ、あと、板の上での決闘シーンですね。細い板の上での戦いは、2人の足運びにも注目です。
素人の私が書くのも変ですが、殺陣やチャンバラアクションは、足さばきというか、足回りの作画が重要だと思うのです。あとそこからつながる腰も、この辺りはしっかり意識的に表現されていてよかったです。
何度も観たくなるという点では『オマツリ男爵と秘密の島』にちょっと似ている気がしました。
あと、パンフレットは氷川竜介さんの仕事で、おいしい所の原画がバンバン掲載されているので、作画オタク的には買ったほうがいいですよ(´ー`)
10月8日に(´ー`)
よかったよかった。過度の期待は禁物かな? と思って観にいきましたが、期待以上におもしろかったです。
その昔、ブルース・リーの映画を観終えた人が、劇場から出てくると近くにある看板や電柱に飛び蹴りをしていた。という体験談がまことしやかに語られますが、『ストレンヂア』を観た後、劇場から出ると「うおりゃー!!」と、主人公「名無し」になりきって、刀を持って走り出したい衝動に駆られます。
映画は目と耳から入ってくる情報だけなのに、この映画を見ていると、劇中で飛び回る登場人物の身体感覚と同調し、アクションシーンが1つ終わるごとに一汗かいたくらいの気持ちになります。
お話は、悪くいうとベタですが、登場人物に対する感情移入を拒む要素を極力廃していてとてもシンプルです。主人公「名無し」は多くを語らず、キャラクターとしてもそんなに深くは描かれないので、逆に共感する余地(空白)が生まれ、その行動はまっすぐで人としてすんなり理解できます。
映画としては、1人の人間の小さな話で、世界が崩壊するでもなく、敵の大将が暗黒の剣で無限の力に目覚めるようなこともありませんが、しっかり最後まで綺麗にまとまっていました。
シンプルが故の強さみたいなもので、結末など気にせず、何度観ても楽しめる強度を持った作品だと思います。映画を観たいのではなく、もう一度「名無し」に会いに劇場に行きたくなります(笑)。
■ 内容について
伊藤秀次さんの描いた冒頭の、目では追えないアクションシーンはものすごいつかみでした(笑)。いきなりヤバいもの観たぁ~。という感覚に襲われます。その他いろいろありますが、アクションが盛りだくさんで、平均レベルが高くいいところを部分的に挙げるのは難しいです(汗)。
なので、私が注目したポイントを全体の中から挙げるとすると、全編で目を引いたのが足場の作画です。
土、石、砂浜、雪、石畳、屋根の上、と、劇中の人物はいろいろな所を走り回ります。そういった足場の違いが、贅沢な作画力でもっともらしく表現されています。細かい所ですが、こういうこだわりは劇場作品ならではなので、これからの人は注目してみるとおもしろいと思います。
なかでも私が好きだったのは、石畳を走るタッタッという固い感じと雪の積もった屋根をずり落ちながら走るところ、あと、板の上での決闘シーンですね。細い板の上での戦いは、2人の足運びにも注目です。
素人の私が書くのも変ですが、殺陣やチャンバラアクションは、足さばきというか、足回りの作画が重要だと思うのです。あとそこからつながる腰も、この辺りはしっかり意識的に表現されていてよかったです。
何度も観たくなるという点では『オマツリ男爵と秘密の島』にちょっと似ている気がしました。
あと、パンフレットは氷川竜介さんの仕事で、おいしい所の原画がバンバン掲載されているので、作画オタク的には買ったほうがいいですよ(´ー`)
by maruura
| 2007-10-23 22:46
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